建築現場で使う工事士系の資格でも在宅ワークの副業で活かせる。
2020年3月ごろから「在宅ワーク」と「副業」の検索数が一気に増えました。
で、この在宅ワークでの副業なんですけど普通は経理・事務系が主流だと思いますよね。
でも建築の現場で使う工事士系の資格でも在宅ワークで副業ができるんですね、スマートフォンかパソコンがあれば。
スキルを売る「スキルシェア」という副業
スキルシェアとは
スキルを売るとは言っていますが、現場の人間の本当の武器は「実務で得た知識」です。
資格を取っただけの人にはわからない知識をたくさん持っているはず。それを売り物にして副業をしよう!という副業方法。
使うスキルシェアサービスによって違いますがざっくりと手順を書くと
- 無料で登録
- 「自分はこういうサービスをする」と登録
- それをみた方が購入する
- サービスの提供
- 収入を獲得(スキルシェアサービス側のシステム内でやりとり)
という形のところがほとんど。
全てのところが採用しているわけではありませんが、サービス購入時にスキルシェア運営が購入者から決済代金を預かる前払い制を採用しているところが主流です。
なので、未払いリスクを大幅に減らすことができるのも嬉しいところ。
ただ売上の一部は利用料金としてスキルシェアサービスに持っていかれます。慈善事業じゃないですからそこは当然ですけども。
私の知る限り、出品するだけで利用料を持っていかれるところはないはず。
スキルシェアサービスでの出品例(電気工事)
一例ですが、私の登録しているスキルシェアサービスでは
「図面を元に現役の電気工事士がコンセントの位置や数をアドバイス」
といった形で出品されていて、販売実績もしっかりついていました。
現場で作業をしている方はもちろんご存知だと思いますが、ハウスメーカーによっては施工コストを下げることを優先した設計をされている場合も多々あります。
一般の方で家を建てた経験が何回もある人は中々居ないので、図面を読んでもイメージができませんし、実際に住んでみないと不都合に気付かないのが当たり前です。
そこで「現役の電気工事士がユーザー目線に立ってアドバイスします」と売り込む。
医療ではセカンドオピニオンが有名ですが、実はいま建築関係でもセカンドオピニオンが流行りだしているところなので、そこに切り込んでいくわけですね。
リフォームを数多く経験してる方はその経験を売りにできます。
なにせ「実際に不便で困ったので直した実例」を数多く知っているのですから、図面を見れば「過去に同じパターンの方でこんな不都合が出てましたよ」とアドバイスできればかなりの説得力です。実例は説得力を増す要素として強いですからね。
それでも出品時に資格を提示しないと、どんなに実績や経験年数があっても一般の方には信用されにくいので、やっぱり資格は大事です。
「資格なんか持ってなくても一回任せて貰えれば腕と知識で納得させられる!」と豪語する方もいますが、まずその「一回任せてもらう」という状況に持っていきやすくするのが資格ですからね。
「資格」と「経験・実績」の両方が揃ってこその信頼感をアピールしたいところです。
遠隔地からのオンラインサービスだからこそのメリットを推すことも
実際に会ってアドバイスというサービスも出来ますが、図面を送ってもらってメールや音声通話、映像付きの通話などでアドバイスという形で完結できるスキルシェアサービスなら普段は出来ない遠い地域のお客様とやりとりができます。
なので「地元であまり突っ込んだことをお客さんアドバイスすると同業他社に煙たがられる」と悩むこともなく本当のアドバイスをすることも可能ですよね。
そこをうまく説明しながら推していけば「同地域内での相見積もりをするよりも(業者間で利害の絡まない)オンラインで本当のアドバイスを!」なんて売り文句の出品で顧客獲得もできるかもしれません。
スキルシェアでのアドバイスから実際の工事の仕事がとれることも
流石にうまく行きすぎかなとは思いますが、実際にありえますよね。地域が同じじゃないと無理ですけど。
実際に今リフォームしている箇所のアドバイスをしていたついでに「そういえば他にもここが調子悪いんだけど」と相談されるかもしれません。その時は予算の都合で後回しにしている箇所でも、信頼されていれば後日連絡が貰えるように軽い営業はできます。
やり取りの中でお客さんから信頼されれば「そういえば実家のリフォームも考えているんだけど」と切り出されることもありえます。
副業から本業に繋ぐことができれば良い利益率。
なにせ営業コストをかけるどころか営業中にお金を貰ったような形になりますからね。その分ちょっと安くするなんてやり方もできるでしょうし、戦略は色々考えられそう。
私が登録しているおすすめのスキルシェアサービス
自分が登録しているところをおすすめとして紹介しちゃって大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、私はあくまでもWebライティングのライターです。しかも所持資格は事務・経理系。
なのでこれを読んでいる方とは(おそらく)競合しないためさくっと紹介していきます。どちらも登録無料・出品ともに無料で売上の一部が手数料というシステムです。
追加報酬もある「スキルクラウド」
「スキルクラウド」をおすすめする理由の一つが「投げ銭」というシステム。
名前がとても俗っぽいですが、実際にやりとりをしてお客様が満足したら「追加で好きな金額を払える」というシステム。(最高99,999円までですが流石にその金額は発生しなさそう)
というわけで、必ず貰えるわけではありませんが投げ銭が貰えれば次もやる気が出ます。
サービス終了時にお客様が評価をするので、そこで良いコメントが貰えればサービスの購入を迷っている方も購入しやすくなりますし、やはりユーザーファーストの精神は大事です。
あとこの「スキルクラウド」ですが業界では後発の部類に入るので「このジャンルの出品はまだ少ないです。なので個人的には狙い目だと思ってます。
(先ほど紹介した例が同業他社では普通に購入されているので需要はあるはず)
というわけで、スキルクラウドが私のおすすめ。
業界大手の「ココナラ」
いくら競合が少ないとは言えユーザーも少ないと大変なので寄らば大樹の陰ということでこちらもおすすめ。業界最大手クラスの「ココナラ」です。
ユーザーもたくさんいるのでお客様の目に触れやすいですが、その分だけ同業の出品者も多数いるのでサービス内容になにかしら独自のウリを押し出せないと辛いかもしれません。先ほど紹介した出品事例はここからです。
既に同じことをして売れている方の出品方法を勉強するなんて使い方も出来ますけど。
あと全体的に出品・購入ともに主婦層が多いのが特徴だったりします。「占い」ジャンルが盛況だったりするのが大きい気がしますけど。
投げ銭系機能も「おひねり」という名前であります。
おまけ:資格を生かしたWebライティングなんかも意外とありかも
これは完全におまけなんですが、建築・不動産関係はメディア側も割と力を入れているところが多いです。
以前に他の記事でも書いたのですが、このジャンルはメディア側の広告収入も他のジャンルの数倍になっている激戦区なので、経験と知識が豊富で「資格保持者が書いた」とアピールできる質の高い記事を求めているクライアントも意外と居ます。
なので、文章を書くのが苦でない方なら、募集の数はあまり多くないですが建築関係のWebライティング案件に応募してみると他の応募者より受かりやすいかも。
あと他の「誰でも書けるジャンル」に比べると報酬も高いですしね。
実際に私がWebライティングで案件探しで使っているのはクラウドワークスです。
以上、おまけでした。