中抜きで儲けてる奴がいる!という話は一切聞かなくて良い。
ここ数年くらい、世間で何かあるたびにすぐSNSで「中抜きしてる奴が」「中抜きで儲けてる奴が」という話が流れてきてうんざりします。ですが、一切読む必要がありません。私は断言します。
純然たる証拠がありますので。
どんなにそれっぽい理屈を並べていても大抵の場合憶測です。もし本当に事情に詳しい人なら、使うはずがないんですよね。
"中抜きで儲ける"なんて言葉を。なにせビジネスの世界では真逆の意味ですから。
- 中抜きとは中間業者を省くこと
- 誤用されている中抜きの意味
- 事情に詳しい人が誤用するわけがない
- 誤用の意味で「中抜き」を連呼するのはどんな人か
- 結論:中抜きの誤用をしている人の話は聞くだけ無駄
なぜ暴走した車はいつも小学生の集団に突っ込んで事故るのか
先日もまた話題になりましたが、飲酒運転や居眠り運転、その他の暴走車両が事故を起こすときはなぜか子供の列に突っ込んでいます。
確率的にはそんなに多くなさそうなのに、なぜこの最悪なパターンにいつもなるのか?
ということを簡潔にサクッと書いていこうと思います。
- 暴走車はいつも小学生の列に突っ込んでいるわけではない
- 報道される暴走事故と報道されない暴走事故
- 私達のところに届いた事例だけで判断してしまっている
- 見ている私達の心理も関係している
- おわりに
デマを流す人が必ず現れるのには理由がきちんとあります。
今だとちょうどワクチン関連のデマが話題ですが、どんな時代でもデマを流す人は必ず現れます。迷惑なことに。
ただの個人ならまだマシなのですが、テレビに出ているような有識者にも居る始末。
すでに地位のある人たちがいったいどうしてデマを流すのか、その大きな理由の一つをさくっと書いていこうと思います。
結論の核だけを簡潔に言えば、「正論は誰でも言える」からです。
- 正しいことを言ってもメリットがない
- デマを流すことはブランディングの一種
- デマを流すデメリットよりメリットの方が大きい
- 確証バイアスがデマの後押しをしている
- 少数派だからこその強さがある
- 現代のインターネットはソースを確認しない
- 結局は目立ったものが勝つ
- おわりに
正しいことを言ってもメリットがない
コメントを求められたときに正論だけを答えていれば、確かに有識者としての役割は果たしているかも知れません。
ですが、それだと「自分である必要性」が無いんですよね。他の専門家に聞いても同じ答えが返ってくるのですから。
データと理論に基づいた正論とはそういうものです。
メディア相手の仕事という観点だけで言えば、毎回当たり前のことだけを言っていれば他の専門家に立場を奪われるおそれもありますし、なにより視聴者・読者の記憶には残りません。インパクトがないですから。
中には「正しい情報だけを正しく伝えたい」というメディアもあるかもしれませんが、残念ながら私が知る限りそれほど多くありません。素人が読まないことを前提とした学術誌などの分野でしか見た記憶がないほど。
デマを流すことはブランディングの一種
デマを流せばインパクトがあって話題になりますし、不安を煽って読者・視聴者の記憶に残すことができます。
人間の不安を煽るのはマーケティングでもよく使われる伝統的な手法ですから効果の程は人類の長い歴史が証明済み。
正論を言う有識者を連れてきても話題になりませんが、デマを流す人を連れてくれば話題になるのでそのような人を求めているメディアが当然出てきます。
そこを狙って自分をブランディング(ブランド化し、価値を高めること)しているわけですね。自分を使えばこういう過激なことを言うから話題性があるぞ、と。
メディアは自社の人間がデマを書いてしまうと大きな責任問題ですが、外部の人間に言わせてしまえばもし問題になっても"デマを言った人を切って"から一度謝罪する程度で済みます。「不適切な人物にコメントを求めた」ことを謝罪する形で。
デマを流すデメリットよりメリットの方が大きい
デマを流せば当然「まともな人」からの評価は下がります。
ですが、悲しいことにまともな人を相手にするよりも騙されやすい人を相手にしたほうが儲かります。
正論を言っていてはまともな人からの信頼しか得られませんし、別の専門家でも言えてしまうので自分にコメントを求めてくるメディアも減ってしまうかも知れません。
それら全ての要素を天秤にかけて「正論を言い続けるより得だ」と判断した人がやっているわけです。
この「得」というのがお金だったり仕事の量だったり承認欲求だったりと様々ですけど。
確証バイアスがデマの後押しをしている
認知バイアスの一種である「確証バイアス」がこのデマを援護します。
小難しい専門用語なので一言で表してしまうと「人類は自分に都合の良い情報を探してしまう」ということです。
例えば、自分が見たドラマがつまらなかったと思ったなら「[ドラマのタイトル] つまらない」で検索してしまう。そうすれば当然その作品を「つまらない」と思った人の意見が沢山あつまります。
そして「みんなあの作品はつまらないと思ってるんだ」と納得して終わり。
ですがこのケース、実際は「[ドラマのタイトル] おもしろい」で検索したほうが情報がたくさん出てきた可能性もありますよね。
片方だけ調べて終わりにしているので、本当はおもしろいと思った人とつまらないと思った人のどちらが多いのかはわからないまま。
最初から「つまらない」と思って情報を探しているので、自分に都合の良い同じ意見だけを集めてしまったわけですね。
少数派だからこその強さがある
同じように、何かを誰かが調べているとして、正論を言っていた場合は自分と同じ意見がたくさん出てきてしまいます。それでは情報の海に埋もれるかもしれません。
ところが、誰も言ってないような突拍子もないことを言っておけば、世間で出回っている正論に抗いたい人が見つけてくれます。彼らは必死に探してますから。自分の考えをサポートしてくれる屁理屈を。
彼らからすれば数少ない仲間なので、強い仲間意識を持ってくれることさえあります。
みんなが言っている正論だったらこうはなりません。数多く居る常識人の1人として埋もれてしまうことでしょう。
現代のインターネットはソースを確認しない
ここは本筋とは関係ないので読み飛ばしてもらっても良いのですが、現代のインターネット、主にSNSをメインに使う層の方々はソース(情報元)の確認という行為はまずしません。
というわけで、一度流してしまえば内容が正しいかを確認せずに「みんなに教えなきゃ」という使命感で広めてくれる人がそれなりの数います。
これがデマを流す人にとっては追い風。流したもの勝ちです。
結局は目立ったものが勝つ
身も蓋もないですが、結局はここです。お金だったり仕事だったり承認欲求だったり求めるものは様々ですが、知名度は正義です。
正論で当たり前のことを言って常識人の1人で終わるよりは、大勢の常識人に嫌われようとも自分を強く信じてくれる人たちを集めたほうが得だと判断する人がいるわけですね。
「儲」という漢字がそれを教えてくれます。分解すると「信者」。
この構造をどうにかしない限りデマを流す人は現れますし、人類には多分これを食い止めることは不可能でしょう。
おわりに
というわけで、長々と書きましたがデマを流したほうが自分が得するからという理由でした。
もちろん全てがこの理由とは限りませんし、中には本気で信じてデマを流している危ない方もいらっしゃるかも知れませんが、仮にも有識者と呼ばれる地位にまで上り詰めた方は、みなさんが思っているより色々考えていますよ、ということです。
※ねんのために書いておきますが、私はデマを流すことに賛成しているわけではありません。
「次にくるマンガ大賞2021」ノミネート作品が無料で試し読みキャンペーン中
株式会社トリスタさんと株式会社KADOKAWAさんが共同で行っている「次にくるマンガ大賞」ですが、今回のノミネート作100作品(コミックス60作品Webマンガ60作品)のうち「82作品が無料で試し読み可能」なキャンペーンが始まりました。
このキャンペーンを初めたのはU-NEXT(公式サイト:U-NEXT )さん。
(※U-NEXTさんのサイトを初めて使う方は最初に登録ページに飛ばされますが、登録なしでも読めます。)
U-NEXTというと映画やアニメ、ドラマなど映像作品のイメージが強いですが、さりげなくマンガやラノベも扱っています。
- 無料試し読みキャンペーンは6月18日から
- 試し読みできる話数が増量中
- おわりに
猫好きから大不評の猫好き向けベッド、実はかなり良い仕組みでは?
6月13日の夜に投稿されて次の日の朝にはもう2万いいねを超えている「猫好き向けベッド」のツイートが話題ですが、実際にリプライや引用を見てみるとかなりの大不評。それがコレです。
マットの下が猫の迷路になっているベッド。猫飼ってないけど一瞬「欲しい」と思った。ナイスアイデア。 pic.twitter.com/ezfWnEq05M
— IDEAFUL 嫉妬レベルの世界のアイデア💡 (@KENJIRO_SS) 2021年6月13日
「猫を飼っていない人の考え」「猫を飼っている人と飼っていない人の認識の差」ような辛辣な言葉が並んでいます。
ですが、ひょっとしたらこれはこれでアリなんじゃないかな?と。
- この猫好き向けベッドが不評な理由
- 面倒くさいこともねこのためなら動ける。
- さいごに
無能な上司が居るおかげで会社は回っている。
この記事は新ブログの方へ移転しました。こちらからどうぞ。
『モルカー』は細部に拘った芸術作品なので再生速度を下げる視聴方法が必須。
1話・2話時点で3人も逮捕者が出ていたり各話のテーマが意外と重かったりで「人類は愚か」というキャッチフレーズがSNS上で生まれて話題の『PUI PUI モルカー』ですが、実はこの作品ってそれだけじゃないんですよね。ということを語っていきたい所存です。
- 人類では『PUI PUI モルカー』の世界を視認できない
- Youtubeで0.25倍速視聴をするのがモルカーの楽しみ方
- 見逃してもChromeの拡張機能+動画配信サービスでスロー視聴可能
- まとめ
「逆神」こそがもっとも正確に未来を予想をできているのでは?というおはなし。
「逆神」と呼ばれる方は色々なジャンルに居ますが、特に「お金を稼ぐ(副業)」系のジャンルに有名な逆神の方達がいます。名前は出せませんけど。
この人が「これからは○○で稼げる!」と言い出したら間違いなくそのコンテンツは衰退していくといった感じの方。
ですが、実はその「逆神」こそが実は誰よりも正確にその業界が読めているのではないかと思うわけです。
- 自分の知識を売るのはその方が儲かるから。
- ノウハウの価値をもっとも高くできるのは衰退が始まる瞬間
- 逆神は利益の最大化に成功している猛者
- 逆神として振る舞うもう一つの効果
- 「逆神」こそが神に最も近い存在
市場連動型の電気プランの一番のデメリットは「普通の生活をやめる」ことになるというはなし。
正直自分でもタイトルが過激になりすぎたかなとは思うんですけど、結局そういうことなんじゃないかと思うんですよね。
「普通の生活を捨てる」という生き方の選択ではないかと。
それが市場連動型の電気プランを使うという選択の意味だと思っています。
これだけだと「お前は何を言っているんだ?」となるでしょうから、いつもどおりざっくり書いていきます。
- なぜ市場連動型の電気プランを選ぶのか
- 電気代が安くなる仕組みとその意味
- JEPXの取引価格が下がるのはどんなとき?
- 節約するために変わる生活スタイル
- 突発の事態にも対応しづらいのが市場連動型
- もちろんデメリットだけでもありません
- さいごに
市場連動型を採用している新電力業者を選ぶなら今がチャンス?というおはなし。
【この記事は2021年の1月に書かれたものです】ここ数日ほどSNSで騒がれている「電気の価格が10倍だから新電力は危険」というフレーズ。
とても衝撃的かつキャッチーなので、内容を理解していない人がびっくりして憶測とともに拡散しておおごとになってます。
と、こんな書き出しで始まると「え?もしかしてあれってデマなの?」と思われるかもしれませんが、電気の価格が10倍以上に跳ね上がったのは本当のことです。
ただし、上がったのは電気料金ではありませんし、関係があるのも一部の該当者のみ。
でも私は思うんですよね。
こんな状況の今こそが新電力会社を選ぶチャンスなんじゃないかなと。
- いま何が起きているのか
- 市場価格が直接影響するのが市場連動型の電気プラン
- 実際はそれぞれの電力会社が緊急対応を発表している
- 「自然電力のでんき」は上限付き値引き
- 「シン・エナジー」は価格が変わらず
- 「エルピオでんき」は緊急でプラン変更可能に
- めったに無い緊急事態だからこそ、各社の顧客対応が見れる
慎吾ママってジェンダーフリーの対極では……というはなし。
お母さん食堂のネーミングから始まったジェンダフリー論争、追っていくと「慎吾ママ」ってワードが何度も出てくるんですよね。
でもあれって、ジェンダーフリーからもっとも遠い存在なんじゃないかなぁと思うわけです。
私自身は普段ならこういう話題に乗らないようにしていますし、このブログでも特にそういった話題は扱ってません。(多分一度も)
ですが、とても気になったところがあったので書きます、多分今回だけ。
- 慎吾ママのコンセプトは「ママの代わり」
- 代わりに育児・家事をするのに女装は必要?
- ジェンダーフリーの考え方とは真逆
- さいごに
なぜ詐欺メールはバレバレな怪しい文章を送ってくるのか?ちゃんと理由があります。
いつの時代も無くならない迷惑な詐欺メール。今はLINEでもSNSのDMなんかでもありますよね。
読めば一発でスパムだと分かってしまう独特のアホみたいな文章が定番ですが、実はちゃんと理由があって書かれています。
答えだけを簡潔に書くと「詐欺の効率化」のため。
効率化を目指して「旦那がオオアリクイに○されてしまって保険金が入ったけど使いみちに困っています」なんていうレベルの文章や、明らかに他国の方が書いているような文章が生み出されていくわけですね。(この有名なスパム文はただのメールアドレス収集目的だったようですが)
というわけで、その理由をさくっと書いていこうと思います。
- スパムメールは何をするために送っているのか?
- 詐欺で騙す方も手間がかかる
- 最後の最後で逃げられることこそが最悪。
- ターゲットを絞るのは営業なら当たり前のこと
- 業者が本当に欲しいのは「騙される人」
- 他にもまだある「変な文章」のもたらす効果
『マジカミ』のシナリオがソシャゲ界最高なので全人類におすすめしたい
はい、なんで今さら?と思われるかもしれませんがこの『マジカミ』というゲーム、今月末(2020年12月)にメインシナリオの第2部がクライマックス(完結)ということでイベントなんかをやってます。
このゲームのメインシナリオが最高なので全人類にプレイしてもらいたい。
いまならなんとメインシナリオが初回クリアまでスタミナ消費が1なので1日で第一部全て終わります。頭を使うゲームに慣れている人ならば3日あれば第二部も現行シナリオ全てクリアできます。
【2021年1月追記】残念ながらスタミナ消費1キャンペーンは終わりました。【追記ここまで】
元は18歳未満禁止のゲームとして作られましたが全年齢版があるので安心。私は全年齢版です。
- とにかくシナリオが最高
- ガチャ産の最高レアなし&無課金でも全イベントがクリア可能
- 『マジカミ』はキャラの見た目のカスタマイズがありえないくらい自由
- まとめ(まとまっていない)