私が怠けた生活をおくるために調べたこと、やっていることを書き綴っていくだけのブログです。

ラグマス・ロストフラグ・マジカミ関連の記事は内容が古くなってしまっているので整理予定です。

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市場連動型の電気プランの一番のデメリットは「普通の生活をやめる」ことになるというはなし。

正直自分でもタイトルが過激になりすぎたかなとは思うんですけど、結局そういうことなんじゃないかと思うんですよね。

「普通の生活を捨てる」という生き方の選択ではないかと。

それが市場連動型の電気プランを使うという選択の意味だと思っています。

これだけだと「お前は何を言っているんだ?」となるでしょうから、いつもどおりざっくり書いていきます。

なぜ市場連動型の電気プランを選ぶのか

市場連動型の電気プランを選ぶ人のほとんどは「電気代が安くなるから」という営業トークからだと思います。

実際安くなるんですよね、電気代。

安い時は。

市場連動型の名前が示すとおり、市場と連動して電気代が上下するので安くなる時もあれば高くなる時もあります。

営業の方が言うには「そのバランスを見てトータルでも電気代が安くなる」というものがほとんどでしょう。もし仮に高いときのほうが多くても「実は高いときのほうが多いです」と正直に最初から言う営業は少ないはず。

というわけで、電気代を安くするために「市場連動型の電気プラン」を選んでいるわけです。

電気代が安くなる仕組みとその意味

この市場連動型の指す「市場」とは電気の市場のこと。といっても我が国には一つしか取引所がないので、「日本卸電力取引所(通称JEPX)」を指します。

新電力会社は基本的に自社での発電能力は殆どないところが多いので、ここから買った電気を売るのが本業。(じつは料金の徴収が一番の業務だったりするのは業界側の話)

実際はこのJEPXの取引に連動して電気の価格が決まるのが市場連動型です。

というわけで、JEPXの方で出ているお値段を常に気にしなければいけないですし、それに逆らうことは出来ないわけですね。

JEPXの取引価格が下がるのはどんなとき?

電気と言えども市場での取引なので大原則の通りです。

需要と供給のバランスで決まります。

もっと分かりやすく言ってしまえば、作っている電気が足りなければ高くなるし、使いたい人が増えても高くなります。

逆に電気が余るなら安くなりますし、使う人がいなくても余ります。

つまり「使う人が居なくて電気が余ってる時間」に電気を使えばさらに電気代がお得に!

さてここで問題が発生します。

 

節約するために変わる生活スタイル

 市場連動型を選んだのですからそれはもう目的は「電気代を安くすること」なわけですよね。

なので「電気が安い時間」を狙って電気代のかかる家電を使おうとするわけです。

さて、ここで問題です。電気代が安い時間帯はいつでしょうか?

世間のみなさんが寝ている「深夜~早朝8時」の間です。

みんな寝ているのだからそりゃあもう電気の需要は当然のように減りますよね。

この時間に電力消費の多い家電を使わなければ、電気代が上がっている時間に使うことになってしまうので頑張って使おうとします。

「節約」が目的で市場連動型にしたのですから、安い時間に使わないと選択した意味がなくなってしまいますからね。

ここで「普通の生活」とはおさらばすることになるわけです。

世間が寝ている時間帯を狙って動くのですから。

 

突発の事態にも対応しづらいのが市場連動型

これを書いている今(2021年1月)の高騰は、急な大雪で需要の増加ばかり騒がれてますけど実は裏での供給不足が一番の問題なんですよね。(深堀りするとお隣の国とコアラの国の国際問題まで言及することになるので割愛。2ヶ月位前にTwitterでちょっと呟きましたけど)

そろそろそちらの原因の方も騒がれだすかもしれません。

で、こういう時に困るんですよね。

電気は「使いたいときだけ使う」というものではないので、急に高騰したからといって一切使わないで生活することは出来ませんし。

暖房器具を石油ヒーターに変えたりとかは出来ますが、すべてを代替するのは難しいはずです。

このような緊急事態になったときも「普通の生活」とおさらばすることになります。悲しいですけど現実なんですよね。

もちろんデメリットだけでもありません

逆に考えれば、最初から普通の人と違う時間帯に生きている人なら問題ありません。

Twitterを見ていてもいますよね、午前10時頃に寝る方。大体がクリエイターの方ですけど。

他には「大量の電力を消費することをしているけど常に動かさなければいけないわけではない」なんていう特殊な状況の方が居ればばっちり合うはずです。

例えば暗号資産(旧仮想通貨)のマイニングあたりでうまいことできればプラスにできるかもしれません。使用するマシンの調達日もそうですがコストの大半はかかる電気代ですからね、マイニング。

マイニングされる通貨の価値が上がっている時にストップを食らうのはストレスかもしれませんが、計算上「黒字にならなければ止める」という選択肢があるので。

さいごに

ということで、市場連動型の電気プランを使うということは「人と同じ様な生活をすることをやめる」という意味じゃないかなぁと思っています。

市場連動型を採用しておいて人と同じ時間に電気を使えば「電気代が上がる時間に使う」という意味になりますからね。

それでもやりかたによっては電気代が安くあがりますし、実際に電気代が安くなっている方は結構居ます。ただし、それなりに工夫をして努力をしている方が多い印象。

結局「節約って難しいなぁ」と思う次第です。何もせずに安くなる方法が欲しい。