ゲーム規制よりも簡単に「子供のゲーム時間を減らす方法」を知っている。
※子供のゲーム時間を減らすための方法を書いている記事ではありません
ニュースにもなっている香川県の「ゲームは1日1時間」という奇声規制の案が毎日のようにSNSで話題になっていますが、そんなことをする必要もなく簡単にゲーム嫌いにする方法あるんですよ。ほぼ確実に。私は知ってます。
先に断っておきますが、私はゲームは「子供の教育に良い」と思っていますし過去に「ゲームは最高の育児ツール」みたいな話も書いています。だからこそ私は知ってるんですよ、子供をゲーム嫌いにする方法。
なぜ子供はゲームにハマるのか?
考えたことあります?
「楽しいからに決まってるじゃないか!」って答えた方、何故楽しいかわかりますか?
まずゲームって何も考えずに何の技術もない状態でやると失敗するように出来てるんですよ。
で、クリア出来なくて練習する。調べる。考える。そうするとさっきまでよりも少し状況が良くなったりする。当然といえば当然ですが。
RPGやパズルゲームなら先へ進めるし、対戦ゲームならランクや成績が上がる。育成ゲームや箱庭系ゲームならどんどん自分好みに育っていく。
それがほどよい達成感を与えてくれるんですね。これが子供がゲームにハマる理由だと思っています。
まず壁を用意して、壁を乗り越えるにはどうするか考えさせ、調べさせ、練習させる。そしてクリアしたらご褒美や栄誉が手に入る。
となればハマるのも当然でしょう。
あなたは子供がやるべきことをこなすたびに毎回必ず褒めていますか?一度も欠かさずに。
毎日やっていることをたった1回失敗しただけで叱ったりしていませんか?
その時の気分で正解の基準を変えず、明確に努力には褒美を返してくれるのがゲームなんですよ。機械的に。機械だから当たり前なんですけどね。
個人が作っているゲームや、ガチャが大前提のタイプのソシャゲは除くとして、商業作品として夜に出回っているゲームは大体この点をしっかり考えて作られています。
子供がゲームに依存しないためにはどうすればいいか
方法は2通り。
まず1つ目に「ゲームが出来ない環境ではなくゲームの必要がない環境を作ればいい」ということ。
ゲームをしなくても本人が興味を持って努力していることを正しく応援して正しくレスポンスを返す。そうすればあなたがたが「ゲーム依存」と呼んでいるような状態になりませんよ。ゲームよりも達成感のあるものを用意できれば良いのです。
ただ、現実には殆どの親には(わかっていても)それが出来ないから世の中がこうなってるわけです。
というわけで2つ目ですが「ゲームを嫌いにしてしまえば良い」ということ。
で、このゲームを嫌いにするということですが無理にゲームを取り上げても無駄です。むしろ悪化するケースが多いのはSNSでちょっと検索すればすぐわかります。
でも私は答えを知っています。悲しいことに。ゲームを嫌いにできるゲームがあるんですよ、既にこの世に。
子供をゲーム嫌いにできるゲームは、ある。
先の話で「ゲームは努力に見合った報酬があるからハマる」と私は説明しました。
つまり、努力のしようもないゲームを延々と義務でやらせればよいのです。
プレイしている子供から見れば、やる意味がないと思っていることを延々とやらされ、やっとクリアして褒美を貰ってもそれが次の課題へのチケット。そしてまた延々と続く不毛な操作の繰り返し。
こんな展開で達成感は得られませんよね?
となれば当然ゲームに楽しさを感じなくなっていきます。
「そんなゲーム会社に都合の悪いゲームを誰が作るんだ?」と思った方は鋭いと思います。
が!残念なことに!あるんですよ。既にこの世に。
それがこの伝説のゲームです。
伝説のファミコンゲーム「マインドシーカー」がそうです。
このゲームは「主人公が超能力を身につける訓練をする」というコンセプトでミニゲームをいくつもするゲームなのですが、ゲームシステムがものすごいことになってます。
全てのミニゲームが完全にランダムです。
例えば「ボタンを押すと成功か失敗の判定が返ってくる。これで正解率が規定数以上になればクリア」みたいなミニゲームから「裏にしたカードの絵柄を当てる」という名目で単に運だけでカードを選んで当てるミニゲームまで。
内部プログラムを解析したわけではないので正確な数字は私は知りませんが99%が運要素のみ。
しかもせっかくクリアしても得られるものが「レベル」であって、クリアの基準が更に厳しくなるだけ。
レベルを最大まで上げると始まる最後の試練は99%運で決まるゲームでありながら成功率が0.5%すらありません。
もしも「これをクリアするまで他のゲームはダメ」と言ってやらせたらどうなるでしょうか?
最初は「よし!なんとかしてクリアしてやるぞ!!!」と意気込んでプレイするでしょう。で、あれこれ考えて対策を練る。それを繰り返しても上がらない成功率。
そして次第に気づくわけです。「このゲーム、実は運要素のみなのでは?」と。
これまでのゲームは努力をすれば必ず上達があったはずです。
しかし!このゲームはどんなに努力しても何も変わりません。ただ運が良ければクリアする。それだけですから。
それでも目的のために何度も何度も挑んでやっとステージクリアして得たものが「さらに難易度の上がった同じミニゲーム」だったときの絶望感。
ゲームの楽しみを全て排除したのがこの伝説のゲームなのです。
もしこれでゲームが嫌にならなければ、他の精神異常を疑ったほうが良いです。あきらかにそちらの方が深刻ですから。もしくはプロゲーマーを目指せます。
さいごに
というわけで、もしあなたが「どうしても子供にはゲーム嫌いになってほしい」と思うならこの「マインドシーカー」を試してみては如何でしょうか?
ただし、ゲームを嫌いになったとしても人間性が大変なことになると私は思いますので、オススメはしません。
私は「強制的にやらせればゲームを嫌いにできるゲーム」の存在をお伝えしただけですので、一切の責任はもちません。